秋元商店、タイヤ交換の新事業をスタート ~多角化戦略を推進~

2024/08/05

 鉄・非鉄スクラップ全般を幅広く取り扱う秋元商店(本社=富山県高岡市、秋元克夫社長)はタイヤ交換をメインとする新規事業を昨年からスタートさせている。スクラップ関連以外の事業を開始することで、多角化戦略による収益確保を推進していく方針だ。

 同社が手掛けるタイヤ交換の店名は「タイヤ交換工房」。本社近接地に専用施設を設け、最新のタイヤ交換設備を導入。交換作業を中心に、保管、クリーニング、販売まで幅広いサービスを展開している。北陸特有の冬季需要に着目し、ディーラーやカー用品店が混雑する時期にも迅速な対応が可能な体制を整えた。またリーズナブルな競争力のある価格設定により、早くも地元顧客から好評を得ているという。秋元社長は「多角化戦略により、収益基盤の強化と雇用の安定化を図るとともに、販路拡大など既存の金属リサイクル事業とのシナジー効果も期待している」と語る。