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豊田通商、南アに自動車用プレス部品製造の合弁会社設立
2024/08/29
豊田通商のグループ会社であるToyota Tsusho Africa(豊田通商アフリカ、以下TTAF)はOgihara Thailand Company(オギハラタイランド、以下OTC)とToyota South Africa Motors(南アフリカトヨタ、以下TSAM)向けに自動車用プレス部品を製造する、Ogihara South Africa(オギハラ南アフリカ、以下OSA)を南アフリカ共和国に設立した。合弁会社の出資比率はTTAF49%、OTC51%。
アフリカ最大の自動車生産国である南アフリカは、失業率の高さが社会問題となっている。南アフリカ政府は、自動車産業政策(SAAM)において、2035年までに自動車部品の現地調達比率を39%から60%に引き上げるとともに、自動車産業関連の雇用者数を現在の2倍である24万人に増加させる目標を掲げている。この方針を受けて、TSAMでも現地調達比率の向上が求められており、TTAFとOTCは合弁会社OSAを設立し、TSAM向けのプレス部品を南アフリカで製造することを決定した。
現在は南アフリカのダーバン市に工場を建設中で、2026年1月からプレス部品の製造を開始する予定。最終的にはOSAでの完全現地生産を目指し、現地での生産比率を段階的に高める計画にある。また、OSAでは2026年までに約250人の現地雇用を予定している。