大同特殊鋼、環境配慮製品でSuMPO EPD認証を取得

2024/09/02

 大同特殊鋼は、知多工場で製造している機械構造用鋼の棒鋼・線材製品についてサステナブル経営推進機構(SuMPO)のSuMPO EPD(旧エコリーフ)を取得した。

 SuMPO EPDは、製品のライフサイクル全体を評価するための認証制度で、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて、資源採取からリサイクルに至るまでの各プロセスで環境情報を定量的に算定する。その数値に対して第三者による検証を行なうことで、高い信頼性と透明性を持つ。ユーザーは環境に配慮した製品を客観的かつ定量的に評価し、購入する際の判断材料となる。

 電気炉製鋼は、鉄スクラップを主原料とした環境負荷が低い製法だ。今回EPDを取得した知多工場で製造する棒鋼・線材製品は、豊富な製品ラインアップで自動車や機械などの構造部品として広く使用されている。SuMPO EPD取得による客観的で透明性の高い環境情報の提示で、ユーザーの環境問題に対する取り組みを強力にサポートする。

 同社は今後も、高機能素材の価値を極め顧客ベネフィットを創造し、サステナブル社会の実現に貢献することで持続的な企業価値の向上を目指していく。