土金、移動式切断処理機を導入、作業の効率化図る

2024/09/06

 金属スクラップディーラーの土金(本社=大阪府大阪市、林秀子社長)はこのほど、SCS社製の移動式切断処理機(切断処理能力1,000㌧)を導入した。

 同社は機械メーカーの林製作所の子会社で、鉄スクラップを中心に月間扱い数量約1,000㌧の実績を持つ。建物解体に由来するスクラップのほか、鋼船やアルミ船なども扱っており、船舶の解体事業を大阪で唯一展開している。また大阪で1㌧以上のスクラップの場合、出張費用を無料で引き取り業務を行うなど、ユーザーへのサービスも充実している。

 これらの強みを生かし扱い数量を伸ばしている同社だが、既存の設備では厚みの薄い物や下級材の処理に手間が掛かるため、レイアウトの変更にも対応できる移動式切断処理機の導入を決めた。

 導入について林社長は「処理の手間を省くことで、作業の効率化が図れるはずだ。引き続き、扱い数量の増加に注力したい」と話している。

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