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山根商店、重機を増車 グラップルバケットで業務効率化
2024/09/24
金属スクラップディーラーの山根商店(本社=大阪府堺市、山根卓也社長)は8月26日、重機を増車し住友建機製SH120LCを導入した。アタッチメントは、同社初のグラップルバケットを採用しており、業務の効率化を図った。
同機は事故を未然に防ぐため、後方の視界270度を上空視点でモニター表示するFMVを搭載している。またエレベータキャブを完備し視認性が良く、さらに作業範囲も広いので作業効率の向上にもつなげられる機種となる
同社では、フォーククローのアタッチメントを装着した油圧ショベルで、荷物の積み降ろしを行っている。しかし、ステンレスのダライ粉などの場合、つかみ切れずにアタッチメントから溢れることが多く、作業に時間を要していた。このため、効率良くスクラップをつかめるようグラップルバケット仕様の油圧ショベルを導入した。導入後は同アタッチメントの特長を生かし、ギロチンダストの積み込みやピット上げにも活用する予定だ。
導入について春木昌範常務は「作業時間を減らし、効率化を図るとともに、社員の業務負担が軽減できればと思い導入した」と話している。また「これまで大きな引き取り案件があれば、重機を現場に持ち込んで作業するため、ヤード内の作業に支障が出ていた。増車することで、こうした課題も解消できるだろう。今後も必要最適な設備投資を心掛けていきたい」との方針を示している。