タカミ、大型複合材対応用リフト導入 ~2台体制でガス材の受け入れ強化~

2024/10/01

 鉄・非鉄スクラップをはじめ廃プラや古紙なども取り扱う総合リサイクル企業のタカミ(本社=三重県伊賀市、髙見尚吾社長)は8月末、24㌧フォークリフトを導入した。重量物に対応できるリフトを増車することで、ガス切り材などの大型複合材の受け入れおよび加工処理体制を強化していく方針だ。

 導入したのは三菱製24㌧フォークリフト。既に13.5㌧コマツ製リフトを保有しているが、大型重量物の受け入れが増加傾向にあり、対応できないケースが増えたため導入を決めた。またクレーン車も比較検討したが玉掛作業による作業負荷や安全面などを考慮、フォークリフトがベストと判断。また同リフトはナンバープレートも取得しており、公道の走行も可能で、近隣で重量物が発生した際の引き取りにも対応できる。

 同社は約1万坪の広大な敷地を有しており、大型複合材の在庫やガス切りに必要な作業スペースを十分に確保できるため、その土地を有効活用しながら、大型複合材などの廃棄物を積極的に受け入れしていく考え。これまで大型複合物の積み降ろしについては大型クレーンなどを外部発注していたが、内製化することによる経費節減やスクラップ運搬など他の用途にも多用できるため費用対効果も大きい。髙見社長は「費用対効果を見極めながら、解体作業や荷役効率を高度化することで、当社の強みを活かしつつ、今後もさらに付加価値を高めていきたい」と抱負を述べた。

24㌧(左)と13.5㌧で大型重量物に対応