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サヤミット、女性雇用に注力 福利厚生の充実化図る
2024/10/21
金属スクラップディーラーのサヤミット(本社=広島県廿日市市、八尾康秀社長)はこのほど、人材確保のため女性雇用に注力している。
同社は1965年に創業し、建物解体に由来する鉄スクラップを中心に月間約2,000㌧を扱う。拠点は本社のほか、油圧シャーや3方締めプレス機を備えた湯来工場、船積みを行う五日市港ヤードを展開している。また自社で運搬車両を約30台保有しており、機動力が高いことも特長だ。
同社はこれまで、ロゴマークやホームページの刷新などを実施し、会社のPRや人材確保に取り組んできた。こうした中、同社は女性活躍の促進にも力を入れている。家事や育児に合わせた勤務時間を選択でき、また日焼け対策として麦わら帽子のツバを装着したヘルメットの支給など、女性にとって働きやすい環境を整えている。
同社はこのほか、重機や車両などを運転するために必要な免許・資格の取得に掛かる費用を会社が全額負担するなど、福利厚生の充実化も図っている。
これらの取り組みにより、女性社員の定着率は安定しているとのことで、八尾優渡専務は「女性社員のおかげで現場が活気づいている。また機械などを大事に使おうと心掛けてくれており、運転が丁寧で事故防止にもつながっていると思う」と話している。