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中倉商店、ペットボトルのリサイクル業務開始 破袋機を導入
2024/10/31
金属スクラップディーラーの中倉商店(本社=徳島県吉野川市、岡本大介社長)は4月、ペットボトルのリサイクル事業を開始した。また今月15日には作業の効率化を図るため、破袋機を導入した。今後は圧縮梱包機も導入する予定で、ペットボトルのリサイクル事業に注力する方針だ。
同社はこれまで金属スクラップを中心に扱ってきたが、今後のニーズの多様化を見据え、新たな事業を摸索していた。こうした中、ペットボトルのリサイクル率の高さに着目し、同事業の開始を決めた。
ペットボトルは行政から落札したものを扱っている。処理工程は、はじめにペットボトルが入った45ℓのビニール袋を破袋機に投入する。次にコンベアラインに流れてきたペットボトルに混ざったビニール袋の切れ端を人海戦術で除去する。最後はペットボトルと除去したビニール袋の切れ端を分けて圧縮し、専門事業者に出荷するというもの。
ペットボトルのリサイクル事業について岡本社長は「全国的に廃プラのリサイクルが推進され、自社で出来る身近なものとしてペットボトルを選択した。昨今、新規参入やスクラップの発生難などにより、金属リサイクル業界の取り巻く環境は厳しさを増している。今後はペットボトルのリサイクル事業を強みとして、社会から必要とされる会社になりたい」と話している。