ダイハチ、中学生の職場体験活動に参画

2024/11/06

 金属スクラップディーラーのダイハチ(本社=神戸市東灘区、武本京子社長)は10月28日~11月1日の5日間、中学生が地域で職場体験する「トライやるウィーク」に参画した。同活動への参画は今年で5年目となり、今回は神戸市魚崎中学校から生徒3名を受け入れ、選別や解体作業などを行った。


 「トライやるウィーク」とは阪神・淡路大震災や神戸児童殺傷事件を背景に、平成10年度から兵庫の教育の象徴として実施されており、対象者の中学生2年生が企業や施設で体験活動するというもの。

 はじめに生徒たちは会議室で、あいさつなどのビジネスマナーや事業内容、金属スクラップの種類について研修を受けた。次にヤード内へ移動し、生徒たちは配布されたペン型磁石棒で鉄や非鉄スクラップの違いを確認した。その後は鉄と非鉄を分ける選別や道路標識の解体などを行い、生徒たちはチームワークを発揮しながら夢中になって作業にあたっていた。体験した生徒たちからは「工具を使って楽しかった」「細かい作業があることに意外だった」などの感想を聞くことできた。

 同活動の参画について田中初夫専務は「自社やリサイクルの周知につながればと考え、社会貢献の一環として中学生の受け入れを行っている。当社で学んだことを家に持って帰ってもらい、リサイクルを今まで以上に意識してほしい」と話している。

道路標識を解体する生徒たち