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日鉄ステンレス 二相鋼が下水道ゲート設備に採用
2024/12/11
日鉄ステンレスは5日、同社が製造する省合金二相ステンレス鋼SUS821L1(NSSC 2120)厚板が、三重県四日市市の南部浄化センターの分配槽ゲート設備に採用されたと発表した。使用量は約5㌧で、耐食性やコスト優位性、ニッケル添加量の削減が環境負荷低減に寄与することなどが評価され、採用に至った。
省合金二相ステンレス鋼SUS821L1は、優れた耐食性や高強度性による設備の軽量化と長寿命化、メンテナンスフリー化による維持管理費用の削減効果が注目されている。下水処理場の沈砂池関連設備や汚泥掻き寄せ機チェーンなどの下水道設備に普及し、日本下水道事業団や東京都、京都市で採用実績を持つ。
三重県においても採用されたことで、同製品は今後も各地方自治体の下水道設備への採用拡大のスピード加速が期待される。