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　⽇本冶⾦⼯業は13日、川崎製造所（神奈川県川崎市川崎区）の薄板⼯場内に導⼊した新冷間圧延機および建屋増築の竣⼯式・起動式を開催した。式典には建設⼯事関係者、同社関係者ら約70名が出席した。

　新冷間圧延機は最終的な試運転を経て16日から本格稼働している。同機に採⽤されたスプリットブロックの⽅式は、ロール群を⽀えるハウジングが上下に分割された構造。ハウジングの分割により、圧延のロール間隔が⼤きく開けられ、通板作業の容易化や設備トラブル時の処置作業時間の短縮が図れるようになった。また、従来では測定できなかった圧延時の反⼒測定も可能になり、⾼性能な⾃動制御機能と組み合わせることで、オペレーション負荷が⼤幅に改善される。

　⾼効率冷間圧延機の導⼊により、同社はさらなる品質向上や薄物化のニーズに対応し、安定供給体制の構築と省⼒化を伴う作業環境の改善を進める方針だ。