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サナース 千葉・富津に新テストセンター開設
2025/01/14
環境関連機械の輸入販売およびサポートを手掛けるサナース(本社=横浜市港北区、海老原豊社長)はこのほど、千葉県富津市に新テストセンター「サナースソーティング ラボ」を開設した。同社が販売する高性能選別機器による選別テストの受入れを開始。主力とする欧州製の高性能選別機器の組み合わせによる機動性の高い選別テストを顧客に提案していく方針だ。
同社はこれまで、2018年に開設した木更津マシンパーク(千葉県木更津市)内に、選別機器のテストセンターを設置して金属スクラップやプラスチックなどの選別テストを実施してきた。顧客からの高度選別ニーズの高まりを受け、より効率的で高度な選別プロセスの検証などを図る目的から、木更津マシンパークの一部の選別機器を新テストセンターへ移設した。
同設備は高度選別をするためのセンサー選別機の選別テストだけでなく、その前処理(分粒、磁選、風力選別)も含めたより実践に近いテストを行える設備を取り揃えていることが最大の特徴。定量供給から粒度選別、分別、選別の4つの重要な工程の最適化を検証できることが強みだ。金属スクラップだけでなく、ASRや産業廃棄物、焼却灰など様々な選別テストに対応でき、目的に応じた機械の組み合わせによりプロセスの比較検討ができることを重視している。
今年3月を目途に、プラスチックなど非金属材料に特化した機器の移設も完了する予定だ。