共英製鋼ベトナム子会社 VKS社が17日に創立30周年式典を開催

2025/01/22

 共英製鋼グループのベトナムで鉄鋼事業を展開するビナ・キョウエイ・スチール社(VKS社、福西英和社長)は17日、ホーチミン市内のホテルで創立30周年記念式典を開催した。式典には共英製鋼の高島秀一郎会長や廣冨靖以社長をはじめ、販売代理店、建設会社、商社、金融機関など約150名が出席し、節目を盛大に祝った。

 共英製鋼はベトナム戦争終結前の1974年に南ベトナムで鉄筋づくりの技術指導を行った経緯もあり、ドイモイ政策開始後、当時の社長である高島浩一氏が「日本の戦後復興と同様、戦後荒廃したベトナムの復興の力になりたい」という強い意志のもと、1994年1月にベトナム初の日系鉄鋼メーカーとして、VKS社を設立した。1998年には通年黒字を達成し、同社の海外事業の礎となったほか、日本の技術による製品品質のブランドイメージを高め、現在に通じる「ビナ・キョウエイブランド」を構築した。

 節目となる式典では、高島秀一郎会長が創立以来、事業発展に尽力いただいた方々に感謝の意を述べ、廣冨社長はベトナム語で乾杯の発声を行った。式典中では創立当時にVKS社社長を務めた顧問の森光廣氏の挨拶、VKS社設立の立役者である名誉会長の高島成光氏によるビデオメッセージやVKS社の歴史を振り返るスライドショーの上映、永年勤続の従業員の表彰なども行われた。最後にVKS社の福西英和社長が出席者に感謝を述べ、同社のさらなる発展を約束した。

共英製鋼・高島秀一郎会長
VKS社・福西英和社長