永和鉄鋼、二次電池回収専用容器「eコンテナ」を製作

2025/01/24

(東京)東京都西部で資源リサイクル事業を行う永和鉄鋼(本社=東京都西多摩郡、永井健社長)は、破損した二次電池を回収する専用容器「eコンテナ」を製作した。縦60.5cm×横40.5cm、高さ6.0cmの鉄製の箱型容器で、内部には高温の発火温度に耐えることができる不燃素材を使用している。9.72kgと持ち運びができる重さで、台車に収まるサイズとなっている。

 上蓋には複数枚のサーモシールを貼り付けており、内部の温度が上昇した際の異常を目視確認できる。

 二次電池のリサイクルにおいては、保管中や輸送時において発熱や発火の火災事故が増加している。eコンテナは、こうした火災などのトラブル防止やドライバーの安全を確保するために、永和鉄鋼が独自に開発したものだ。

 2022年2月から一部の自治体でテスト運用を開始しており、昨年末に量産を開始。各市町村への展開を進めると同時に改良や改善を図っていく構えだ。