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タカミ、2軸破砕機を導入 ~アルミや基板などを破砕処理~
2025/02/18
(三重)鉄・非鉄スクラップをはじめ廃プラや古紙なども取り扱う総合リサイクル企業のタカミ(本社=三重県伊賀市、髙見尚吾社長)はこのほど、2軸破砕機を新規導入した。アルミや基板などの非鉄や複合物を破砕処理することで、さらなる付加価値向上への取り組みを強化していく方針だ。
導入したのは新居浜鐵工所製2軸破砕機。動力は45kw×2基で、処理能力は1日あたり約5㌧。建屋内に設置しており、雨天時の屋内作業に配慮した設計・レイアウトになっている。これまでアルミスクラップはプレス機で加工して出荷することが多かったが、破砕機導入後はフレコンやコンテナ積みでも対応できるため、国内外への需要家へ柔軟に提供していく方針だ。また更に高品質な原料に仕上げるための選別ライン導入も検討しているという。髙見社長は「機械設置後に試運転や調整を2名の従業員に任せたところ、(担当者に)責任感や自覚が芽生えて意識向上につながり、(機械導入が)人材育成の面でも期待以上の効果が得られた。今後はさらなる品質向上への対策を強化しながら付加価値を高め、(顧客や需要家から)選ばれる会社にしていきたい」と抱負を述べた。
