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サヤミットが創業60周年、さらなる成長を目指す
2025/03/19
金属スクラップディーラーのサヤミット(本社=広島県廿日市市、八尾康秀社長)は4月に創業60周年を迎える。
同社は建物解体に由来する鉄スクラップを中心とし、月間扱い数量は約3000㌧の実績を持つ。拠点は本社のほか、広島市佐伯区に湯来工場、船積み拠点の五日市港ヤードを展開している。船積みは月3船を実施しており、向け先は山口県や近畿地区などの販路を持つ。
同社は1965年の創業以来、スクラップの引き取りを強みに扱い数量を伸ばしてきた。同社の特長は機動力の高さと言え、車両は約30台を所有している。また引き取りに掛かる運賃は距離に関係なく無償とし、顧客志向にこだわる営業方針によって、顧客からは大きな信頼を寄せている。また新顧顧客の獲得にもつながっており、広島県内で商圏を広げている。
一方、同社は女性雇用にも力を入れている。家事や育児に合わせた勤務時間を選択でき、また日焼け対策として麦わら帽子のツバを装着したヘルメットの支給など、女性にとって働きやすい職場環境を整えている。
創業60周年を迎え、今後について八尾社長は「お客さまに選んでいただいたおかげで、やってくることができたと思う。現在、本社は商業地のため、今後は本社の移転を検討している。スクラップを扱える最適な場所でヤードを構え、さらなる会社の成長を目指していきたい」と意気込みを語る。
