福洋商事グループのエイチエムコーポレーション、機械部品の保管倉庫を建設

2025/04/14

(大阪)金属スクラップのリサイクル事業を展開する福洋商事(本社=兵庫県西宮市、曹洋社長)グループでリサイクル機器の販売を手掛けるエイチエムコーポレーション(本社=大阪府大阪市此花区)は2月26日、福洋商事USJ西営業所内に機械部品の保管倉庫を建設した。


 同社は福洋商事とリサイクル機器の製造と販売を手掛けるMTB社(本社=フランス)が共同出資で、2023年5月に設立したMTB社の正規販売代理店。社長は曹氏が務めている。機械の販売開始以降、性能の高さと環境保全への貢献に期待が持てることから、金属リサイクル業界を中心に大きな反響を呼んでいる。そのため、同社への問い合わせが多く寄せられ、全国の金属スクラップディーラーにナゲット機や破砕機などを数多く納入している。

 同社はMTB社から日本を含むアジア全域の販売とメンテンナス業務を任されており、こうしたことから迅速な顧客対応を実現するため、倉庫の建設を決めた。倉庫は同社が取り扱う機器の部品約100種類を在庫でき、重いものでも容易に移動できるよう天井クレーンを完備している。

 倉庫の建設について曹社長は「部品をあらかじめ在庫し、メンテナンス時の部品調達の遅延を解消したいと考えている。機械の稼働状況はフランスの本社が全て管理しており、本社の適切な指示のもと、当社がメンテナンスを行っている。この仕組みと保管倉庫を活用することで、迅速な対応が実現できるはずだ」と話している。機器の注文やメンテナンスに関する問い合わせは電話06-6115-3345、FAX06-6115-3348、(担当窓口:松田)まで。

保管倉庫
MTB社のナゲット機「ケーブルボックス」