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金光商店、ガス切断専用機器「G型切断器」を導入 スクラップの受け皿広げる
2025/04/17
(大阪)金属スクラップディーラーの金光商店(本社=大阪府羽曳野市、金光昌宏社長)はこのほど、ガス切断専用機器「G型切断器」を導入した。これによって大型金物や厚物の金属スクラップなどの切断処理も容易に行えるようになり、さまざまスクラップを受け入れる万全な体制を整えた。
金属リサイクル業界において、ガス切断に使用される機器は板厚5~50mmが対象のA型切断器が多く、同社でも同様のものを使用していた。しかし、大型金物や厚物の金属スクラップの場合だと切断に時間を要し、対応に苦慮していたため、社員からの要望を受けて今回の導入を決めた。
同社が導入した同機はA型切断器と比べ、火力が非常に高いため、板厚500mmまで切断が可能だ。さらに切断する速度が早く、従来機で切断処理に半日掛かるような物でも、同機だと30分以内で切断することができる。また同機の全長は約1,600mmとなり、火口先端部と持ち手の間隔を広げることで、ガス切断によるやけどなどの事故の防止につなげている。
同機を使うためには、熟練の技術を有するが、同社によると作業の効率化に大きな期待が持てるという。今後について金光社長は「現在、G型切断器を使える社員は1名だが、他の社員にも技術を身に付けてもらい、スクラップの受け皿を広げていく。今後も多種多様なニーズに応えていきたい」と意気込みを語る。


簡単に切断