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岩田産業、建設事業者向けの体操を発案
2025/04/21
■自社サイトに動画を掲載
(大阪)金属スクラップのリサイクルを手掛ける岩田産業(本社=大阪府東大阪市、岩田昌幹社長)はこのほど、建設事業者向けの体操「パーソナルトレーナーが伝授する安全作業体操Vol.1」を発案したことを公表した。現在は体操の動画と各種目別の効果について詳細な解説を自社サイトに掲載している。
体操は、パーソナルトレーナーでもある同社の営業社員や取引先の現場作業員からの意見を取り入れて制作。現場作業員のけがや事故などのリスクの軽減を目的とし、作業をより円滑かつ安全に行えるための準備に特化したものとなる。体操の内容は①はじまりの深呼吸②手首の底屈背屈③肩を回す④肩甲骨の開き閉じ⑤体側⑥腰回し1⑦腰回し2⑧ボール投げ⑨片足バランス⑩ランジ⑪肩入れ又割⑫手首足首を回す⑬終わりの深呼吸の13種目で構成されている。
同社は建設現場から発生するスクラップを中心に扱っており、建設や工事現場に行く機会が多く、作業員の高齢化が加速している状況を目の当たりにしていた。こうしたことから現場作業員のけがや事故のほか、人員ミスによる二次的事故を防ぐため、体操の発案を決めた。現在、体操の動画を収めたDVDを取引先へ配布しており、取引先からは「いつもと違って刺激がある」「楽しい」などの好評の声が寄せられている。
岩田社長は「当社の取引先である建設事業者さまの安全確保に貢献したいという気持ちも体操に込めている。今後はさまざまな意見を聞き、体操のアップデートを図り、普及に努めていく。さらには事務員などを対象とした体操も制作し、事業者の健康管理に寄与したい」と意気込みを話す。

