ワンライブ、金属スクラップのクラウド型販売・在庫管理システムを開発

2025/04/24

(兵庫)金属リサイクルやアプリの開発を手掛けるワンライブ(本社=兵庫県尼崎市、土肥容高社長)はこのほど、金属スクラップの加工業務管理を実装したクラウド型販売・在庫管理システム「Meta!Live Stock(メタライブストック)」を開発したことを公表した。

 同社の土肥社長は、大手レアメタルスクラップディーラーで10年以上勤めていた経歴を持ち、そこで培ったノウハウを生かし、金属リサイクル業界に特化した営業支援アプリ「メタライブ」を開発。金属スクラップディーラーや商社を中心にダウンロード数を伸ばしている。

 今回の同システムは、同社が環境展に出展した際に来場者へ業務のDX化に関するアンケートを行った結果、要望が多かった金属スクラップの在庫管理のDX化を実現させたもの。同システムを活用することでスクラップの入荷・仕入れ、買掛・支払い、売掛・売上などを管理でき、顧客管理が可能となる。このため、在庫の平均単価を瞬時に確認でき、売買機会を逃すことも無くなる。またガス切材や被覆線など加工を必要とするスクラップの場合、同システムで電気代や人件費などの加工処理費を入力すると、スクラップの原価を算出することも可能だ。

 完成は5月を予定としており、土肥社長は「初期費用は0円で無料だ。金属リサイクル業界専用にシステムを開発したので、一般的な在庫管理ソフトよりも使いやすいと思う。また今後はメタライブと連携することもできるため、利便性は非常に高いと自負している」と話す。同システムに関する問い合わせは06-6439-7986まで。