いすゞ自動車、商用車原材料にグリーンスチール採用

2025/04/28

 いすゞ自動車(本社=神奈川県横浜市、南真介社長)は、鉄鋼製造プロセスのCO2排出量を削減したグリーンスチールを量産車と藤沢工場に建設中の電動開発実験棟「The EARTH lab.」の一部部材として採用することを決定した。商用車の原材料にグリーンスチールを採用するのは国内初。4月から順次発注を開始する。
 採用した鋼材は、国内高炉メーカー3社(神戸製鋼所、JFEスチール、日本製鉄)が生産する、マスバランス方式を適用したものだ。バッテリーEV(BEV)小型トラック「エルフEV」をはじめとする量産車の原材料の一部として使用する。
 2026年6月の稼働開始を目指して建設を進める「The EARTH lab.」の主要鉄骨材には、約1,000㌧のグリーンスチールを使用する。
 カーボンニュートラルの実現に向けて、いすゞ自動車は調達パートナーとの協力を通じて、温室効果ガス排出量削減を積極的に推進していく。

グリーンスチールを採用する「エルフEV」
「The EARTH lab.」(イメージ)